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心が旅をしている。
よろこびながら、苦しみながら、
本当の自分をさがして
心が、いろんな場所へ旅をしている。
人が生きている。心が感じている。
楽しいことやうれしい事。悲しい事やつらい事。
自分の心に降りかかる、いろんな出来事を受け入れるたびに、
心のひかりが、明るさを増していく。
人と心が通じあう。真実が生まれる。
そして、無上のよろこびを感じる。
もしかしたら、
人は、この瞬間のために生きているのかと思う・・・
心が満たされて、胸がいっぱいになる。
どんな素敵なリゾートより、
どんな豪華な旅よりも、
心の旅が、
人をどれだけ幸せにするか・・・
人生をどれだけ楽しくするか・・・
心の旅が、人を自分の場所へつれていく。
今日もまた、生まれたばかりの真っ白な気持ちで、心の旅にでる・・・
40Wのひかりが、部屋にほんのりあかりを灯す。
60Wのひかりは、十分な明るさを放ち、
100Wのひかりは、部屋の隅々まであかるさでつつむ。
ひとりの心が、友だちに友情を、まわりの人にやさしさを、
大好きな人に愛を、絶え間なくそそいでいる。
人は、ただただ、この世の中に存在している。
人は、もくもくと、この世の中を生きている。
自分らしいことが、愛のひかりをつよくする。
もしかしたら、
300Wのひかりは、
地球の裏側の暗闇にひかりをそそぐかもしれない・・・
ただただ、ひかりつつけるだけの、
ただそれだけの存在であったとしても・・・
ただ、生きているだけでいい。
この世に存在しているだけでいい。
心のあかりがまわりを照らし、
この世の中に、
人の心に、
明るいひかりをもたらすのだから・・・
風がふいている。そよ風がふいている。
一枚のはっぱが、風に舞いながら公園のベンチの上におちた。
初老の夫婦が本を読んでいる。
お互いを思いやるいとしさに、言葉は必要なかった。
はっぱは小さな小川におちて、
川辺で楽しそうに話している二人をみた。
心はまだ、ときめいている。心の旅がはじまろうとしている。
街中の細い溝に迷い込んだ汚いどぶ川で、
心のすさんでいる家族をみた。
自分の事しかわからないから、心が通じない。
激震がおとずれる日を待っている。
はっぱはやっと海にでた・・・
かぞえきれない記憶とわすれられない思い出を、
遠い空にかえすために・・・
ただ、魂に刻み付けた心のひかりはそのままにして・・・
一枚のはっぱが、枝からはなれて、風にまいながら
小川におちた。
自然のながれに身をまかせ、心が感じるままに
ただ、まっすぐにいきている。
夢も理想も憧れもなく、
悩みも痛みも悲しみもない。
ただ、この瞬間をいきている。
あしたのことは、わからない。きのうのことは、身になった。
過去も未来も今にあるから、この永遠をいきている。
早春の小高い丘の木のてっぺんで、小さな緑が芽をだした。
心が変われば、真実に気付く。
真実に気付くと、ゆがんだ世界が見えてくる。
世界が見えると、こまかいところが気になりだす。
一人の思いは、小さいけれど・・・
やがて、思いが大きくなって、ある日世界の流れがかわる。
日本は、なぜ、こんなに不況なのか?
リストラに脅えながら仕事をしなくてはいけないのか?
やりたい事が、なかなかみつからないのか?
家計や子供の教育に苦労するのか?
なぜ、世界中のいろんなところで、子供たちが飢えながら死んでいくのか?
なぜ、武器は無情に人を傷つけるのか?
生きることさえ許されない、そんな世界がなぜ存在するのか?
自分が幸せならば、それでよいのか?
こんな世界が、救われる日がやってくるのか?
世界を変えるただ一つの手段は、人の心しかない。
人の思いが、この世のすべてをつくっているから・・・
あの時落ちていって本当によかった。
本質のない偶像はいつか壊れてしまうから・・・
あの時の激動の日々が、ぼくの生き方を変えてしまった。
今は、いろんな人の真実の声がきこえる。
流行りや人気に惑わされず、真実を見分ける確かな感性を手にした。
心のよどんだ企業家よりも、心の澄んだホームレスのほうが、
どれだけ存在している意味があるか。
はやりの高層マンションで暮らす裕福な家族より、
長屋で明るく楽しくつつましく暮らす家族のほうが
どれだけ人間の価値があるか。
毎年、海外リゾートへ出かける二人より、
高原でお弁当を食べる二人のほうが、
どれだけ愛が深いか。
人の価値は、財産や身分や役職ではなく、心で決まる。
どれだけ人を愛し、人に愛され、慈悲深く、心がきれいか・・・
その人の目をみると、心が見える。
どんなに綺麗な人でも、どんなに着飾った人でも、心の奥が透ける。
人の身分は変えることが出来ないが、心はいつでも変えることができる。