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風に吹かれて(6)



心が旅をしている。

よろこびながら、苦しみながら、

本当の自分をさがして

心が、いろんな場所へ旅をしている。

人が生きている。心が感じている。

楽しいことやうれしい事。悲しい事やつらい事。

自分の心に降りかかる、いろんな出来事を受け入れるたびに、

心のひかりが、明るさを増していく。

 

人と心が通じあう。真実が生まれる。

そして、無上のよろこびを感じる。

もしかしたら、

人は、この瞬間のために生きているのかと思う・・・

心が満たされて、胸がいっぱいになる。

 

どんな素敵なリゾートより、

どんな豪華な旅よりも、

心の旅が、

人をどれだけ幸せにするか・・・

人生をどれだけ楽しくするか・・・

心の旅が、人を自分の場所へつれていく。

今日もまた、生まれたばかりの真っ白な気持ちで、心の旅にでる・・・

 

| 風に吹かれて | 17:42 | comments(0) | - | pookmark |
風に吹かれて(5)



40
Wのひかりが、部屋にほんのりあかりを灯す。

60Wのひかりは、十分な明るさを放ち、

100Wのひかりは、部屋の隅々まであかるさでつつむ。

 

ひとりの心が、友だちに友情を、まわりの人にやさしさを、

大好きな人に愛を、絶え間なくそそいでいる。

人は、ただただ、この世の中に存在している。

人は、もくもくと、この世の中を生きている。

自分らしいことが、愛のひかりをつよくする。

 

もしかしたら、

300Wのひかりは、

地球の裏側の暗闇にひかりをそそぐかもしれない・・・

ただただ、ひかりつつけるだけの、

ただそれだけの存在であったとしても・・・

 

ただ、生きているだけでいい。

この世に存在しているだけでいい。

心のあかりがまわりを照らし、

この世の中に、

人の心に、

明るいひかりをもたらすのだから・・・


 

| 風に吹かれて | 14:56 | comments(0) | - | pookmark |
風に吹かれて(4)



風がふいている。そよ風がふいている。

 

一枚のはっぱが、風に舞いながら公園のベンチの上におちた。

初老の夫婦が本を読んでいる。

お互いを思いやるいとしさに、言葉は必要なかった。

 

はっぱは小さな小川におちて、

川辺で楽しそうに話している二人をみた。

心はまだ、ときめいている。心の旅がはじまろうとしている。

 

街中の細い溝に迷い込んだ汚いどぶ川で、

心のすさんでいる家族をみた。

自分の事しかわからないから、心が通じない。

激震がおとずれる日を待っている。

 

はっぱはやっと海にでた・・・

かぞえきれない記憶とわすれられない思い出を、

遠い空にかえすために・・・

ただ、魂に刻み付けた心のひかりはそのままにして・・・

 

| 風に吹かれて | 19:11 | comments(0) | - | pookmark |
風に吹かれて(3)




一枚のはっぱが、枝からはなれて、風にまいながら

小川におちた。

 

自然のながれに身をまかせ、心が感じるままに

ただ、まっすぐにいきている。

夢も理想も憧れもなく、

悩みも痛みも悲しみもない。

ただ、この瞬間をいきている。

 

あしたのことは、わからない。きのうのことは、身になった。

過去も未来も今にあるから、この永遠をいきている。

 

早春の小高い丘の木のてっぺんで、小さな緑が芽をだした。



 

| 風に吹かれて | 18:56 | comments(0) | - | pookmark |
風に吹かれて(2)
 


心が変われば、真実に気付く。

真実に気付くと、ゆがんだ世界が見えてくる。

世界が見えると、こまかいところが気になりだす。

 

一人の思いは、小さいけれど・・・

やがて、思いが大きくなって、ある日世界の流れがかわる。

 

日本は、なぜ、こんなに不況なのか?

リストラに脅えながら仕事をしなくてはいけないのか?

やりたい事が、なかなかみつからないのか?

家計や子供の教育に苦労するのか?

 

なぜ、世界中のいろんなところで、子供たちが飢えながら死んでいくのか?

なぜ、武器は無情に人を傷つけるのか?

生きることさえ許されない、そんな世界がなぜ存在するのか?

自分が幸せならば、それでよいのか?

こんな世界が、救われる日がやってくるのか?

 

世界を変えるただ一つの手段は、人の心しかない。

人の思いが、この世のすべてをつくっているから・・・


| 風に吹かれて | 21:19 | comments(0) | - | pookmark |
風に吹かれて(1)



あの時落ちていって本当によかった。

本質のない偶像はいつか壊れてしまうから・・・

あの時の激動の日々が、ぼくの生き方を変えてしまった。

今は、いろんな人の真実の声がきこえる。

流行りや人気に惑わされず、真実を見分ける確かな感性を手にした。

 

心のよどんだ企業家よりも、心の澄んだホームレスのほうが、

どれだけ存在している意味があるか。

はやりの高層マンションで暮らす裕福な家族より、

長屋で明るく楽しくつつましく暮らす家族のほうが

どれだけ人間の価値があるか。

毎年、海外リゾートへ出かける二人より、

高原でお弁当を食べる二人のほうが、

どれだけ愛が深いか。

 

人の価値は、財産や身分や役職ではなく、心で決まる。

どれだけ人を愛し、人に愛され、慈悲深く、心がきれいか・・・

その人の目をみると、心が見える。

どんなに綺麗な人でも、どんなに着飾った人でも、心の奥が透ける。

 

人の身分は変えることが出来ないが、心はいつでも変えることができる。

 
| 風に吹かれて | 20:16 | comments(1) | - | pookmark |
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