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僕は、温泉が大好きです。源泉かけ流しに本格京懐石、昭和の鄙びた造りを随所に残す、レトロモダンな宿のたたずまい、そんな温泉情緒がたまりません。なんて、いつも言っていますが・・・
昔、ガイドヘルパーをしていた頃、温泉好きな子供を、毎週日帰り温泉に連れて行っていたので、関西の温泉にはとても詳しくなりました。それで、温泉の泉質にはかなりうるさいのです。
近年は、旅行好きな叔母のお陰で、自分たちでは行けないような、素敵な温泉宿に、たくさん連れて行ってもらっています。
そこで、何処へ行ったかも忘れてしまうほどの温泉宿の中で、1番好きな宿はどこかな〜と、ランキングしてみることにしました。
3位は、北陸、山代温泉の白銀屋。北大路魯山人ご用達の老舗宿。「魯山人クラシック福の間」というワビサビの趣がたまらない、最高のお部屋でした。
2位は、淡路島のホテルアナガ。鳴門海峡大橋が一望できる絶景のリゾートホテルで、レストラン「ガドー・ドゥ・ラ・メール」は、わざわざ神戸から食事に訪れるお客さんがいるほど有名なフレンチレストランです。
そして1位は、先日、連れて行ってもらった下呂温泉の湯之島館。昭和初期に建てられた丹羽英二氏の有名建築で、登録有形文化財に指定されています。迷路のような館内は、随所にクラシックなタイルやレトロモダンな建具が配され、アンティーク好きにはたまらない温泉旅館です。
「白銀屋て、源泉かけ流しと違うやん。料理は全くやし、おまけに星野リゾートが買収した企業旅館。アナガは、だいたい温泉と違うし、大浴場さえないから。
嫁の指摘はごもっとも・・・その通りなのです。僕の宿へのこだわりは、源泉かけ流しのおふろでもないし、料理の素晴しさでもない。なんと、アナガのように温泉がなくてもよかったのです。我ながら、驚いてしまった一件でした。
言うてる事と思ってる事が、全然違う・・・。きっと他でも、言うてる事と思ってる事は、随分違うのだろうな〜。そんなことに気がついた今日この頃でした。