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メニエール病とは、内耳のリンパ液の異常で、めまいや耳鳴り、吐き気を繰り返す。原因不明の難病で、症状を繰り返し、なかなか直らない病気らしい。すごいことである。(笑)
めまいが起こると、仕事にならないので、薬を飲むと確かに半日めまいがやんだ。ところが、2、3日もすると薬がまったく効かなくなってしまったのである。
それで、日本綜合医学会でお世話になっている、豊中にある血液循環療法の大杉治療院へ行くことにした。血液循環療法とは、小山善太郎という先生が、明治43年に創始したもので、現在の指圧の元になった治療法であり、その治療効果は素晴らしく、癌や心筋梗塞などの難病から生還した人も少なくないほどの効果をあげている。大杉氏は、血液循環療法協会会長で、血液循環療法専門学院の院長でもあり、現代医療のみならず、民間療法や東洋医学といった綜合医学の立場から、真の健康を考える日本綜合医学会の理事である。
治療が終わり、夕方家に戻ると、まもなく軽いめまいが起こった。病気は良くなる前、一時的に症状が悪化するものである。これを、好転反応というが、この軽いめまいは、翌日の夕方まで続いた。しかしながら、明らかにそれまでの、激しいめまいとは異なっている。気分は、かなりよい。
同時に断食をはじめた。本来、西式健康法の断食は、青汁や玄米クリーム以外は、口にしないのであるが、なにぶん、仕事があり、だるさで動けなくなっては困るので、1日1/2杯の玄米粥と1口の野菜断食にした。1日目、何も食べない。2日目、豆腐1丁とスプラウト。3・4日目、玄米粥1/2杯。全くおなかが減らない・・・生命と言うのは、すごいものである。体が、排出作用に専念するとき、空腹はおこらないのである。そもそも、体の疾患は、体内に余分に取り入れた、化学物質や過剰物が、粘液として体内各所に蓄積し、血液やリンパの流れが阻害され、疾病が起こる。断食をおこなうと、体が生命を維持するため、脂肪を燃焼すると同時に、身体各所に蓄積した過剰物まで消化し、疾病が解消されるのである。断食5日目、断食のせいか、体が少しだるいが、めまいは起こらない。
めまいがおさまると、体調に明らかな回復の兆しがみられた。
実は、2、3年前、おなかが空くまでごはんを食べなかったら、1日1食になった。体は、軽い。頭は、すっきり。気分は最高である。ところが、人の欲望と言うのはやっかいなもので、いつの間にか、昼と夜の、1日2食に戻ってしまっていた。この2、3年は、本当におなかが空いた・・・という感覚がない。「もう、あかん・・・」というくらいに空腹感を感じてからごはんを食べるのがよいというのはわかっていても、なかなか、思うようにはいかない。
断食を始めて3日目、半年前からずっと続いていた耳鳴りが、ピタリと止んだ。めまいも、まったく起こらない・・・
自然食には、「量は、質を殺す」という言葉があるが、まさに、身をもってそれを体験した今回の大事件!!いくら自然で体に良いものを毎日食べていても、食べ過ぎれば体には良くない。「メニエール病は、めまいを繰り返して、内耳がどんどん悪くなっていきます・・・」と、耳鼻科の先生に言われたときは、正直、「ずっとこのまま行くのかな〜〜」と心配になったが、食事を減らした途端、病気はすぐに回復・・・体というのは実にうまくできているものである。あまりの素晴らしさに感激・・・
「実は、癌や心臓病も、すべて食べ過ぎが原因・・・」という大杉先生の言葉を改めて再確認した今回の一件。このような体の簡単な、そして素晴らしい仕組みをもっと、多くの人たちが理解をしたならば、病気はずっと少なくなっていくのだろう。
わかっていても、なかなか実行できなかった少食の大切さと偉大さを身にしみて実感した1周間。もう、自分の体の必要量以上には食べ過ぎない・・・と心に誓った衝撃の大事件でありました。