実験開始(2)
玄米と豆腐に黒練り胡麻をたっぷりかけて、塩少々。これがうまくてしようがない。こんな美味しいものが世の中にあったのか!?とさえ思う。(豆腐は消泡剤も入っていない美味しいもの、練り胡麻はできれば大村屋・・・美味しくないと、長く続かないから)後は、お茶と青汁以外、一切食べない一日二食の玄米菜食。一週間やってみた。
1日目の晩からやたらと寝つきがよい。横になって5分もしないうちに寝てしまう。マクロビオティックの本に書いてあったとおりだ。元来、体が健康で絶好調なので気分は爽快なのだがいつも以上に満たされた気分になる。と思ったら、2日目、無性に甘いものやいろんなものが食べたくなった。「あーっ、Mドのホットケーキが食べたい!」などと自分でも考えられないようなセリフが口にでる。(ここ何年もそういったものを欲する味覚ではなかった)これを、メンゲン反応というらしい。3日目、気分爽快、頭もクリヤー。あーっ、こんな素敵な気持ちがあったのか?甘いものや牛乳を以前ほど食べなくなったとはいえ、やはり時々は食べていたのだ。そうゆうものが抜けた体というのは、何と心地のよいものか!4日目、玄米と菜食なのに、あごが痛い・・・えっ!? 何と生まれてこのかた、こんなに一生懸命食べ物を噛んだことがなかったのだ。(マクロビオティックは、玄米を一口で、50〜100回噛む)
久司道夫の「マクロビオティック自然療法」を読んで、食べ物はよく噛んで唾液でアルカリ化しないと体に吸収されないと知り、あわてて噛みだした。あーっ、生まれついての早食いは、食べ物の無駄食いだったのだ。胃を弱くするだけで、食べ物は何十年も体に十分吸収されぬまま素通りしていたのか・・・あーっ、もったいない!そういや友人も、玄米を食べるようになってよく噛むようになったら、エラがはってきたと言っていた。心が今まで以上に自由を感じる。日々が平穏だ。すべてが調和している。
動物性食品、乳製品、砂糖を断つということは、こんなにも新しい世界が開けるものなのか!?何というキセキ。もちろん、栄養学的には問題のない完全食らしい。(豆腐と青汁は西式健康法。生体の原子転換も、あまりに体に楽をさせると機能が鈍るらしい)